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 エジプトの船
 ナイル川は北に向かって流れている。そして川下から風が吹いているので帆船(ファルーカ)は自由に川をのぼり下りする。現在では観光化して多くの旅人がセーリングを楽しんでいる。たくさんのファルーカが独特の三角帆で水面を走る姿は現在のヨットより美しく見事だった。現在のものは観光用だが、ナイルを下っていく時に古いファルーカにすれ違った。観光用よりはるかに大きく現役で物を運んでいるようだ。昔ながらの衣装をまとったひとが操っているのが見えた。土地の気候を非常にうまく利用した運搬手段である。
 日本よりはるか古代から優れた文明を築いてきたエジプトだが、いたるところで昔ながらの生活や風習が今もあり、時がゆっくり流れていることを感じさせる。エジプトではFRPの船は一隻も見なかった。
エジプトの船 エジプトの船

 古代建築の天井
 石造りの古代建物は天井がすでにないものが多い。一体どうなっていたのかいつも疑問に思っていたがエジプトで多く見ることが出来た。階段は今も昔も多くの工夫の跡がみられる。現在のビルにある塔屋(ペントハウス)がすでにエジプト時代にあったのは驚いた。屋根は現在と同じく梁の上に重い石の板を敷いている。風雨や太陽に照らされる屋根が真っ先に傷むのは無理もない。長い間砂に埋もれていたものはほとんど無傷で、また2重に敷かれた屋根も持ちがいいようだ。しかし防水性は予想出来るし雨の多い日本にはとても向かない。むしろエジプトでは強烈な太陽光をさえぎることのほうが重要かもしれない。
右奥が塔屋出口、床にあるマスは天窓(トップライト)↓
古代建築の天井 古代建築の天井

 ピラミッドの造り方
 小学校の時、先生から教わったのは砂で坂道を造ってコロを使って重い石を運び完成後砂を取り除くと教わった。大学ではテコの原理を使って能率よく造っただろうと聞いた。現地に行って考えがまとまった。日干し煉瓦を積み上げ造ったようで、現に工事中断した建物の脇に日干し煉瓦を見た。しかし、それより気になったのは石に彫られた文字が日本の印鑑のように凸になっている所と文字が凹になっているところを見た。そして後者の方が時代が新しいと聞いた。古い時代の方が手の込んだ方法をとっていた。

 現代人が予想すると経験や知識があり過ぎて、かつ面倒なことを避けることがまず頭に浮かび、そこから発想がスタートするように思う。古代人は、石は当然重いものと受け止め、大変なことは当然として地道に造ったことだろう。しかし大ピラミッドの石の数は年数からすると一日に200個以上の巨大な石を流れ作業で積み上げたとするとやはり理解しがたい。
ピラミッドの造り方 ピラミッドの造り方

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