円錐状の美しい屋根は税金逃れのためすぐに家を壊せるようにしたというが、実際には現存のものはしっかり出来ていて住居や宿泊施設、店舗などに使われ良好な状態で保存されている。ツルッリの部屋はこじんまりしていて必要に応じて各部屋をつなぎ合わせている。夏はかなり暑くなるが室内は涼しく、特に夜は冷気を入れて建物を冷やすようにしていたようです。ヨーロッパは古い建物を上手に使いこなす。宿泊した16世紀のツルッリは現在と変わらぬ電気、水道はもちろん床暖房も設備して、かつ昔と変わらぬ雰囲気を残している。
日本ではよく見る重要な境界石、かつては桑の木というのもありますが。外国では見たことはない。アメリカの住宅地で見たのは中間に浅いV溝があるだけ。ヨーロッパの小さな街、村では道路に階段が出っ張っているのはごく普通。 写真の建物はお互い壁が膨れて壊れるのを防ぐためにつっかい棒で支え合っていた。
スイスからラインを下りフランス、ドイツを回る船旅の機会があった。川岸には美しい街が点在し、ブドウ畑には日時計がありのどかな風景が続く。よく見ると話に聞くワイン離れのせいか、荒れつつあるブドウ畑が目につく。またある建物の壁には・・年にここまでの印。穏やかに見えるライン川もたまに大洪水を起こす。行き交う船の数にも驚くが、個人の小さな船で川、運河を経由して外国旅行が出来るのはうらやましいかぎりです。 葡萄畑の中に時々日時計を目にする。